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分科会

「新しい公共」と自治体職員の働き方 ―地域の“絆”“希望”を育む公共サービス―

テーマ 「公共サービス」が問われている。 私たちの「働き方」が問われている……それは、市民・政治家・自治体職員の間の相互の信頼、いわば地域の「民主主義」が問われていることにほかならない。 自治体職員や公務労働者の役割・働き方を改革していく中で、再び地域に住む人々の間に“絆”“希望”のネットワークを張り巡らす方策を考える。
特徴的情勢 ① 公共サービスの揺らぐ中で、首長主導による「公務員バッシング」の流れが一部自治体で顕在化している。
② 暮らしに対する閉塞感や地域コミュニティの弱体化等を受け、「他人任せ」「自己中心的」な考えが地域に広まりつつある。
③ その一方で東日本大震災時の経験を契機に、再生に向けた"希望"を共有化することで地域の中で人々の"絆"を取り戻す動きが始まっている。
主要論点

実践課題
① 「阿久根市長問題」、「大阪市長問題」等の背景にある社会情勢・市民の意識を分析することで、 「格差社会の中で、リーダーのパフォーマンスと住民のジェラシーが組み合わされば、どこででも起きうる(平井一臣鹿児島大学教授)」という現代社会の危うい状況について考える。
② 市民を政策決定の場に巻き込み、地域に即した「公共サービス」をともに再創造するための仕組みづくりについて、各地で進められている実践・試みを集約する。
③ 一人ひとりの自治体職員が、公共サービスの提供者としての「公務員」の顔だけでなく、「労働者」そして「市民」の顔を取り戻し、住民に頼られる存在になるために、私たちがめざす新しい働き方について参加者全員で学び合う。
企画内容

プログラム

<第一部・午前>
 
9:00~9:10 開会行事
9:10~10:00 基調講演
「公共の危機……阿久根市長問題から私たちが学ぶべきものとは?(仮題)」
(助言者・平井一臣鹿児島大学教授)
10:00~10:15 要請レポート発表
阿久根市職労によるこの間の経緯・組合の取り組みについての体験的レポート発表
10:15~10:30 自主レポート発表(1本)
10:30~10:40 休憩
10:40~12:00 全体討論
12:00~13:00 昼食休憩

<第二部・午後>
 
13:00~13:40 自治研作業委員会「分権時代における自治体職員の働き方」報告
「公共の再生……地域の“絆”“希望”を育むための働き方とは?(仮題)」
(嶋田暁文・同委員会座長)
13:40~14:00 自主レポート発表(10分×2本)
14:00~14:10 休憩
14:10~14:50 市民参画の仕組みづくりに対する実践事例報告
(東京自治研センター 佐藤さん)
14:50~15:10 自主レポート発表(10分×2本)
15:10~15:20 休憩
15:20~16:30 全体討論会
16:30~17:00 まとめ
(10分×助言者3人(平井、嶋田、佐藤))
その他 【助言者】
①平井一臣 鹿児島大学教授(担当推進委員:猪鹿月)
※竹原信一前市長の言動をめぐる混乱が続いた鹿児島県阿久根市について、度々、メディアにコメント。
昨年、『首長の暴走 ― あくね問題の政治学 ― 』(法律文化社)を刊行し、1.政治的リーダーシップ、2.ジェラシー(嫉妬)の政治、3.マスコミの危機 ― の3つの視点から一連の問題を総括した。
②嶋田暁文 自治研作業委員会委員長(担当推進委員:橋本)
③東京自治研センター 佐藤さん(担当推進委員:石上) ※ 3人とも参加について了承済

【要請レポート・報告】
①阿久根市職労
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