テーマ | 「学び合い」を通じて「地域力」「現場力」「住民力」をいかに高めるか。 | |
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特徴的情勢 |
①東日本大震災の際の避難時やその後の避難所運営などにおいて、行政組織自身も被災し、その機能が十分に発揮できなかった際に、コミュニティの力が発揮されたケースが多く見られた。非常時におけるさまざまな課題解決においては、日ごろ培ってきた住民自治のしくみや人のつながりなどが力を発揮することが改めて見直されている。 ②社会が多様化・複雑化するとともに、行政の財政状況が改善されない中で、日常的な地域の課題に対しても、行政だけでなく、地域住民・企業・NPOなどのさまざまなセクターが解決・改善にむけた役割を担うことが必要となっている。 |
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主要論点 ・ 実践課題 |
①「学び合い」の芽をどう育むか 地域住民が主体的にまちづくりに関わるための知識や技術、意識づけやネットワークは、日常的な「学び合い」を通じて獲得・蓄積されるものである。行政として、地域とどのような関わりをもち、「学び合い」の環境整備や支援をどのような形で行っていくのかについて考える。 ②「学び合い」の土壌を耕すためには 2009年に発行された「自治労の地域教育改革16の提言」においても、地域コミュニティと教育施設(学校や社会教育施設)との関わりについて述べられており、実際の現場で働く自治体職員がどのような形で地域と主体的に関わり、どのようにともに「学び合い」を深め、スキルアップしていくのかについて議論する。 |
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企画内容 ・ プログラム |
9:00 | 開会・座長あいさつ |
9:10 | 基調提案(助言者より) | |
9:40 | パネルディスカッション 助言者をコーディネーターとして、要請レポート報告を中心に。 |
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12:00 | 昼食休憩 | |
13:00 | パネルディスカッション再開 | |
14:30 | 自主レポート報告・意見交換 | |
16:40 | 助言者総括 | |
17:00 | 閉 会 | |
その他 |
【助言者】 田口康明(鹿児島県立短期大学教授) 自治労地域教育改革作業委員会 座長 【要請レポート・報告】 以下の三者に対してレポート要請を行い、パネルディスカッションのパネリストとして、実践報告を依頼する。人選については、分科会内で情報収集・検討を行う。 ①神戸周辺の市民団体・NPO等の活動家 17年前の震災の教訓を生かして、地域コミュニティとともに学ぶ活動を進めている団体等の事例報告。 ②仙台市市民活動センター職員 日ごろから地域の活性化を目的の一つとして行っているセンターでの活動報告と、震災を経験しての課題を中心に発表。分科会より要請する。 ③給食調理員・学校用務員など現場で働く自治体職員 地域と学校とが、ともに学び、ともに活動することを通して密接なコミュニケーションを図れるような取り組みについての事例報告。 |